カニクサ Lygodium japonicum (Thunb.) Sw. / カニクサ科
福島県以南に生育するつる性のシダ植物。冬には地上部は枯れるとされますが、暖かい地方では常緑です。山麓、原野、人里で普通に見られ、民家のブロック塀の隙間などから生えていたりします。土の中に茎があり、地上に出てくる1本のつるは一枚の葉です。長く伸び、時には2m以上にもなります。基部には黒褐色の毛があります。30㎝ほどの葉柄の先にたくさんの羽片が付きます。2回羽状に分岐しますが、最下段の葉を左右に広げ、その先は芽のままです。羽片の形や大きさには変化が大きく三角状、円形、掌状など様々です。葉の周りにはゆるいギザギザがあります。胞子のうは葉の裂片の先端に突出して付きます。胞子のうは緑色の偽包膜につつまれており、葉裏から見るとよく分かります。胞子や葉は薬用にも利用されるようです。
2026.8
