自己紹介|Self introduction

経歴、好きなものなどを紹介します。

経歴:

» 研究者としての歩み

1984-1988年
京都大学文学部で西南アジア史を専攻しました。卒論では、16世紀のクルド民族の歴史を研究しました。サファビー朝イランとオスマン・トルコの狭間でクルド民族がどのような状況にいたのかー2つの帝国の拡大期における地方の状況を明らかにする目的で史書を読みました。
1988-1991年
NHKに就職。ディレクターとして3年働きました。
1991-1992年
テレビ番組作りが性に合わず、いい職場でしたが思い切ってNHKを退職。でも、植物の番組を作ったことから植物への興味が膨らんだので、今の私がいるのはNHKのおかげです。その後1年間、京都大学農学部の研究生になって植物の基礎を勉強しました。
1992-1994年
京都大学大学院人間・環境学に入学しました。修士課程では、京都に残る原生林、芦生演習林の植物相を研究しました。一人で森へ入るのは怖いこともありましたが、ときに立ちすくむような自然の美しさに出会い、この仕事をしてよかったと思いました。
1994-1998年
同じ大学院の博士課程に進学しました。博士課程のうち2年半ほど、アメリカにあるミズーリ植物園に留学しました。ミズーリ植物園は熱帯植物分類学に関する世界有数の拠点です。ここで、クスノキ科アカハダクスノキ属という植物の、中南米に分布する種の分類学的研究を行いました。その論文を抱えて京都へ戻り、京都大学博士(人間・環境学)を取得しました。
1998-2000年
博士号を取得したその春、兵庫県立人と自然の博物館の研究員となりました。ボルネオジャングルスクールという企画で、子供達をボルネオ島へ連れて行く手伝いをしたり、「変な生き物」という展示を企画したりしました。その合間に、クスノキ科の分類学の研究を続け、また、「ダニ室」の研究をはじめました。植物分類,地理学会や日本植物分類学会のニュースレターを編集しました。ニュースレターでは、「私の道具自慢」(フィールド調査に使う道具の紹介)を企画したことなどがいい想い出です。
2000年-2012年
名古屋大学の博物館の助手になりました。(2007年より助教)
2012年-現在
名古屋大学博物館(大学院環境学研究科兼務)の准教授です。

所属学会:

日本植物分類学会(2005〜2008年 評議委員、2009年〜和文誌編集責任)、日本植物学会、日本蘚苔類学会など

好きなもの:

動物、植物、森、牛乳、版画、木工作品

好きなこと:

ハイキング、山菜採り、キノコ採り、休日の朝ふとんで猫とごろごろすること、読書、映画鑑賞

好きな作家:

サイモン・シン、マット・リドレー、リチャード・ドーキンス、スティーブン・ピンカー、ジュンパ・ラヒリ、マーガレット・ミラー、ジョン・アーヴィング、加藤周一、堀江敏幸、山田稔

好きな映画:

「エル・スール」、「落下の王国」、「ノスタルジア」、「オール・アバウト・マイ・マザー」

フィールドでの写真です

専門は植物・趣味はキノコ探し。なお、マスタケを生で食べるのはやめましょう。

一緒にごろごろする猫

一緒にごろごろする猫
その1,その2,その3,その4