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長谷川 精 / HASEGAWA, Hitoshi

■専門
  • 古気候学
  • 堆積学
  • 地球システム変動
■研究内容

地球史を通じた地球の気候システム(特に陸域の気候と大気循環システム)の変動を,アジア内陸域(モンゴル,中国,タイなど)の地層記録から探っています.

特に,過去の砂漠環境で堆積した地層(風成砂丘堆積物)や湖で堆積した地層(湖成層)に着目し,新しい視点で,地球史の中で最も温暖化が進んだ時代である,白亜紀や始新世“温室期”の気候システムの理解を目指しています.具体的には下記のようなテーマで研究を行っています.

  • ・アジア内陸の風成砂丘から読み解く白亜紀“温室期”の大気循環システム
  • ・モンゴル南部の湖成層から読み解く白亜紀中期“超温室期”の陸域湿潤度変動
  • ・新生代前期〜中期におけるアジアモンスーン発達史の復元
  • ・風成砂丘から読み解く火星およびタイタンの大気循環システム

現在は,モンゴル科学技術大学内の名古屋大学フィールドリサーチセンターに滞在しながら,特にモンゴルの湖成層を対象に,白亜紀中期における数年〜数十万年スケールの気候変動(太陽活動や地球軌道要素変動を反映)の研究を進めています (下図参照).

こうした過去の“温室期”の気候システムについて理解を進めることは,温暖化が進行する現在や未来の気候,特に陸域の気候の未来像を理解することにも繋がります.アジア域から世界にインパクトを与える研究を行っていきたいと考えています.

■所属学会
  • 日本地球惑星科学連合
  • 日本地質学会
  • 日本堆積学会
  • American Geophysical Union